呑み鉄 ひとり旅 🚃

様々な鉄道の旅の記録を残すブログ

JR 美祢線と山陰線 仙崎支線 全駅訪問の旅

 

f:id:kendai1973:20220426174719j:image  f:id:kendai1973:20220430200857j:image  皆さん こんにちは。2022年4月某日 今回は山口県にあるJR美祢線の全駅を巡る旅です。美祢線山陽本線厚狭駅から山陰線の長門市駅まで山口県を南北に走る路線で更に一部の列車は長門市駅から北に1駅の仙崎駅まで乗り入れます。長門市⇔仙崎 間は山陰線の仙崎支線となっていて、今回は美祢線仙崎駅の計48.2㌔のローカル路線をのんびり巡っていきます。内容はこんな感じです。

厚狭駅


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早朝に訪れた厚狭駅。私が知る限り最も閑散とした新幹線駅という印象です😅  南の新幹線口は広い平野に突然現れた要塞といった感じで周囲も住宅街が点在しています。  山陽線山陽新幹線美祢線と3線が乗り入れるターミナル駅らしく北口にはコンビニ売店がありました。  


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駅北口のロータリーには今まで知らなかった石像と石碑がありました。こういうのを見る事で街の歴史を知ることができますね。  f:id:kendai1973:20220428104015j:image  構内には次の出番まで待機している美祢線の車両キハ120系と山陽線115系が並んでいました。ここから美祢線を巡っていきます。

湯ノ峠駅


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新幹線停車駅から いきなり秘境感あふれる雰囲気の湯ノ峠(ゆのとう)駅。山と川に挟まれた狭い場所に駅があります。公衆電話BOXが哀愁漂います😅   


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跨線橋から眺めると より秘境感がわかるかと思います。長いホームの2面2線スタイルに跨線橋…貨物線の爪痕が伺い知れますね。

厚保駅


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湯ノ峠駅までは国道316号線と並走するように走っていたのが、国道と別れて山を縫うような道を走り辿り着いたのが厚保(あつ)駅。駅舎横の御神木のような樹木の前に駅名の由来が説明してありました。  


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ここも2面2線+跨線橋のクラシカルスタイルの駅。利用促進の掲示物に大人の事情を垣間見る次第です😅 

四郎ヶ原駅


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こちらも駅名の説明が書かれている 四郎ヶ原駅、藤棚が印象的でした。  


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駅舎の前には立派な御神木が鎮座していました。長い長いホームは貨物線の名残りですね。


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跨線橋から見ると長大ホームがよりわかり易く見えます。ちょうど120系の上り列車が入線してきました。意外にも2両編成でしたね😅   


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2両編成のキハ120系を見送って駅を跡にします。

南大嶺駅


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かつては交通の要所であったことを教えてくれる南大嶺駅。今まで見てきた駅舎と違い瓦屋根ではありません。かつてこの先は今の美祢線とは違う路線が走っていました。  


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ここまで巡ってきて すっかり美祢線跨線橋のイメージがついてしまいました😅  貨物列車のような長大編成の列車も走らない現在、地上の簡易踏切でも充分ことが足りるように思えてきました。

(大嶺駅跡)


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南大嶺駅から約3㌔西北に向かった所にかつての大嶺支線の大嶺駅がありました。周囲は廃駅の遺構はほとんど残っておらず、郵便物の端に小さな石碑が建てられていました。  訪問時から換算して25年、廃線廃駅の跡はあまり残ってはいませんでしたね。


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交通量に対してやけに広い道路は、もしかしたらかつての鉄道線跡だったかもしれません。

美祢駅


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美祢線の名称元の美祢駅、バス•タクシーの専用ロータリーも整備されていて中間駅の中で1番の賑わいがあります。かつては起点駅を除いて唯一の有人駅でしたが、コロナ禍のご時世にあって無人駅となってしまいました😅  広い構内は2面3線の構内踏切で行き来するスタイルだが、現在のところ駅舎側の1番線ホームのみ使用しているようです。ここに来てようやく跨線橋のない駅に巡り会うことが出来ました。  


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9本/日のダイヤで全日運行中の美祢線


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厚狭駅行き上り列車のキハ120を見届けて次駅に向かいます。

重安駅


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前駅の美祢駅で一瞬だけ夢を見たかのように、重安駅で現実に戻されます😅  駅名由来の看板もここで復活しました。   


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ここは跨線橋が無い構内踏切の1面2線の島式ホームのスタイルです。  


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何とも味わい深い待合室風の建物から見える現役の鉱山、まだまだ健在のようです👍

於福駅


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続いて訪れた於福駅、駅名由来の看板有で前駅の重安駅よりは民家が多い印象です。それにしても石州瓦の屋根が映えますね。   


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美祢線と並行して走る国道316号線に、当駅から徒歩8分程の場所に道の駅於福があります。たまたま到着した列車から道の駅方面に向かって歩いていく乗客の方を見かけたので、もしかしたら通勤利用?と私にはそう見えました。

渋木駅


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蒸気機関車への給水塔がポツンと佇む渋木駅。もう完全に集落といってもいい位の住宅密度です。   


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川沿いの集落に佇む駅舎から見る下り方面の景色は、これからの山越えを予感させます。

長門湯本駅


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渋木駅から一山越えて辿り着いたのが長門湯本駅、湯本というだけあって湯煙が上る温泉街が近くにあります。大部分が使用されてない駅舎と円形ロータリーが印象的です😅   f:id:kendai1973:20220516083220j:image  ホームからは温泉街の旅館も見えます。ホームの花壇が綺麗ですね。どなたかが管理しておられるようです🌼

板持駅


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畑側の路盤の弱さ故?若干 駅名標が傾き気味の板持駅、次は終点の長門市駅でもあり、周りの住宅が多くなってきました。   


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板持駅は2通りの進入口があり、踏切のある道路側から進入する入口と、もう一つは医療施設の駐車場から階段を降りて畑のあぜ道を通り駅に入るという非公式な進入口があります(笑)この階段は公費?私費?とにかく駅に行き易くする為に造られたのは間違いないでしょう。  地元密着の一体感が感じられます。

長門市駅


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美祢線の終点 長門市駅、駅舎は小さいですが、構内はとても広いです。こんな広い構内に留置している車両は短編成且つ少数です😅    


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一応は有人駅扱いですが、時間で区切られていました。構内は静かですが駅周辺は活気があります。   


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構内には営業中の売店がありました。JRの券売機もフル規格でこの地域一帯の中心部の威厳を感じられますね👍

仙崎駅


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今回の終着駅である仙崎駅、歴史を感じさせる立派な駅舎です。美祢線は厚狭⇔長門市までですが、美祢線から直接乗り入れる列車も何本かあるので、こちらで取り扱います。   


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観光列車「◯◯のはなし」が運行経路に入っているので時刻表にも掲載されていますが、実質は6本/日のダイヤです。無人駅ではありますが、人の気配や賑わいはあります。  


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仙崎の歴史を伝える資料館が駅舎内に併設されています。思わず見入ってしまいました。

まとめ

貨物鉄道の風景が随所に残っている美祢線。色々調べてみると、かつては豪雨水害で長期に亘り不通になったりとローカル鉄道の苦難の歴史がありました。貨物輸送もなくなった現在、短編成のキハ120が細々と、しかし元気に走っています。コロナ禍で全国各地のローカル線が存続の岐路に立つご時世に、記録として留めておくことができ満足です。長々と書きましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

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