JR九州 原田線(筑豊本線)全駅訪問の旅
皆さん こんにちは。2021年6月某日前回の記事で →https://kendai1973.hatenablog.com/entry/2021/08/28/9 3セクの甘木鉄道の記事を書いたのですが帰宅の道すがら、もう一つネタを思いついたので記事にしたいと思います。JR九州の原田(はるだ)線の全駅訪問の旅を書いてみたいと思います。原田線は筑豊本線の一部で福岡県の北東部から南西部までを走る区間ですが、この原田⇔桂川(けいせん)間は独立した運行区間になっていて当然のことながら非電化路線です😅
起点終点含めて全5駅の短い路線ですが、峠越えの区間もある味わい深い路線です。内容はこんな感じです。
原田駅
まずは原田駅から、ここは鹿児島本線と接続していて、かつての長崎街道の宿場町として栄え、駅前の広いロータリーの中に当時の江戸庶民の像が設置されています。もしかしたら偉人の像だったかな?💦
原田駅の0番線ホーム、電化路線の鹿児島本線の端っこにディーゼル車両が束の間の休憩する場所としてひっそり佇んでいます😅
駅の待合室には原田駅の成り立ちを示す掲示物がありました。0番線に待機するキハ40! 原田線は途中に行き違いする駅がないので、到着したら割と直ぐに発車していきます。
筑前山家駅
次駅の筑前山家駅、市街地からはだいぶ離れたところにあり、これから先の峠越えに入る手前に駅があります。小さいながら木造の駅舎で雨風を凌げるありがたい駅舎です。観光案内板が立っていて周囲には多くの古い歴史の建造物がたくさんあるようです。
運良く列車が到着したので撮影、1DCの大ベテラン車両キハ140です。いつまで走り続けるんだろう?と思わずにいられません。JR九州は近年 非電化路線にハイブリッド車両を投入し既存の車両からの置き換えを進めていますが、この峠越えの区間がある原田線は難しいのでしょうか?😅
駅の傍らに路面電車の車両がありました。どこを走っていたのかはわかりませんが、何故ここに?まさかこの付近を走っていた?ただただ謎が深まりました😅
筑前内野駅
3駅目の筑前内野駅、ログハウス風味の駅舎。ここに来るのに冷水峠という難所を越えなければならず、今のダイヤで13分(反対方向だと12分)要します。この駅付近だけ見ると まだ峠越えの最中?と思える程静まり返った場所にポツンと駅がありました。
ローカル線あるあるの名所案内板、普通は寺社仏閣や景勝地が書かれるのにJR九州のゴルフ場が案内されていて思わず撮影しました😅 駅から見る風景は見るべきものはないけど、国道200号線まで歩いて3分、かつての長崎街道の宿場町まで歩いて6分 駅の寂しさとは裏腹に見るべきものは意外にありました😅 ↓(長崎街道 内野宿や冷水峠のご案内) https://uchinoshuku.localinfo.jp/
車内から見た筑前内野駅と筑前山家駅までの道中です。如何に険しい場所を切り開いて線路を施設したかがわかります。
運良く踏切通過に遭遇して急いで撮影。かつてはSLがバリバリに走っていた線路だと思うと感慨深いものがあります🚂
上穂波駅
4駅目の、上穂波駅。地元商工会の建物を借りるように通り抜けると駅があります。
交換設備は撤去されていて1面1線のホーム。ホームの向こう側はほぼ何もない田園地帯ですが、ホーム側にはスーパー等があるミニ商店街の街並みがありました。
若干の雨水侵入が気になる駅構内の時刻表。平日8本 土日祝9本のダイヤで運行、ただ先程の筑前山家駅で見た列車の車内はそこそこ混雑していて それなりの鉄道需要は見て取れました(^^)
桂川駅
終点の桂川(けいせん)駅、以前に立ち寄った時は改築前のプレハブの建物だったのが見違えるほどに綺麗になりました(^^) 桂川駅は2面3線のホームで福北ゆたか線のダイヤの合間に入線します。原田駅のように専用のホームがなくて、乗降が終わればどこかに退避していきます(^^;;
跨線橋からは見た風景、ちなみに福北ゆたか線の特急電車も停車します。
電化駅のホームに非電化車両が入線してきます。
桂川駅から近くに王塚古墳という史跡があります。時間がなくて立ち寄る事はできませんでしたが、是非寄ってみたいですね。6世紀のお墓が2021年でも存在するなんて歴史ロマンありますよね❗️(↓王塚古墳のご案内)
http://www.town.keisen.fukuoka.jp/shisetsu/kofun/ouzuka_story.php
まとめ
鉄道が出来る以前の沿線は長崎街道として整備されて、鉄道が整備されると石炭運搬路線として栄え、炭鉱が閉鎖されると地域ローカル輸送線として現在に至ります。ディーゼルのエンジン音が最大限に唸りながら通行する
冷水峠越えは、鉄道ファンならずとも体感して欲しい路線ですね。以上 長々と書きましたが最後まで閲覧していただきありがとうございました。