西鉄貝塚線 乗車記
2021年10月某日
皆さんこんにちは。今回は西鉄貝塚線に乗車する旅です。西鉄貝塚線は大ベテランの600形電車が他の西鉄路線と接続することなく運行する陸の孤島のような路線です。運行自体は独立した路線ですが、貝塚、千早、和白では乗り換えの接続はあるので便利な路線です。沿線の自社系グループ施設の香椎(かしい)花園という遊園地が2021年末をもって閉園することが決定しました。https://www.kashiikaen.com/special2021/なので、まだ一度も乗車したことのない西鉄貝塚線に乗車して車窓から遊園地が見える「昭和の風景」を目に焼き付けておきたいと思い今回の旅にしました。
西鉄新宮駅、西鉄貝塚線の終着駅です。周囲の住宅街に埋もれて探すのに時間が掛かりました😅周辺には高級住宅街のような整備された綺麗な街並みがあります。おそらく西鉄グループの宅地開発で生まれた住宅街でしょう。クリスマスシーズンのイルミネーションはかなり凄いのではないか?と勝手に想像してしまいます🎄西鉄新宮駅は1面2線の狭いホームで2両編成の車両が往来しています。改札はICカード対応になっていてゲート式の集札機はありません。駅で乗車するため切符を買おうとしたら券売機は無く窓口で購入しました。おそらく業務委託の有人駅だと思われます。券売機の無い有人駅なんておそらくここだけではないでしょうか?😅
2駅目の三苫駅、全線単線の電化路線を運行中の車内から運転席を覗くとだいたい時速60/km前後で運行していました。今回は時間の制約上、車内からの撮影がメインになってしまいますが、何となくのどかな沿線風景を感じとってもらえたら、と思います🙇♂️
3駅目の和白駅、ここではJR九州 海の中道線(香椎線)と乗り換えが出来る接続駅となっています。ここに現れたのが新宮町のイラストが施されたラッピング車両。小さな子ども達にはインパクト抜群の可愛い車両です👍
向かい側は駐輪場を挟んでのJR和白駅、結構 自転車が停まっているので通学需要が多いと思われます。
4駅目の唐の春駅、駅を降りたら大規模な公団住宅街が広がっています。他にもマンション等の集合住宅が点在し、西鉄新宮駅から乗車した車内も気付けばシートの空きが埋まっている状態でした。
5駅目の香椎花園前駅、車内からも遊園地の景色が見れるほど駅近のレジャー施設です。
香椎花園、規模的には小規模な遊園地で関東でいう浅草花屋敷、関西でいうサイクルスポーツセンターぐらいの規模でしょうか。皆さんの中にも電車を降りて遊園地に向かう…子どもの頃のワクワク感を体験した方も多いのではないでしょうか。2021年をもって閉園です。香椎花園の閉園に合わせて「今までありがとう」の特別仕様の電車が2021年末まで運行されるそうです。
6番目の西鉄香椎駅、ここから線路は高架になります。JR鹿児島本線 香椎駅とは徒歩5分ほどの近さです。
7番目の香椎宮前駅、ここは1面1線の高架ホームからマンションも多く見え、待っている乗客も多かったです。
続いて8番目の西鉄千早駅、肝心の駅名標を撮り忘れ😅 ここはJR 鹿児島本線 千早駅と繋がっていてホームの向こうにはJR九州のホームがあります。駅前にはタワマンもそびえ都会の様相になってきました。
博多湾近くウォーターフロントの景色が広がる場所で大ベテラン車両が走るミスマッチな日常が見れる貝塚線、まだまだ現役で走り続けるであろう600系電車にのんびり揺られる鉄道旅はオススメです👍
ラストは西鉄貝塚線の起点、貝塚駅です。終点の西鉄新宮駅と違い同じ1面2線ホームでも、ここはとても広いホームです。
西鉄の改札を出てすぐ福岡市営地下鉄 箱崎線の改札、だいたいの乗客は降りてそのま地下鉄に乗っていきます。手前が西鉄で奥が地下鉄の線路です。繋げよう隣思えばいつでも相互乗り入れが実現しそうですが採算性の問題でしょうか、計画自体は存在しているのですが、手をつけられる事なく現在に至ります。
西鉄貝塚駅の横には車両基地があり、2両編成の車両たちが入出庫しています。駅の隣には貝塚公園という広い敷地があり、市民の憩いの場所となっています。
最後に終点の西鉄貝塚駅から…貝塚線はかつて西鉄宮地岳線として海沿いを北上して津屋崎という場所まで走っていました。2007年に西鉄新宮〜津屋崎 間が廃止となり残った路線が貝塚線と名前を変えて今に至ります。住宅街に埋もれた終着駅に違和感を感じていたのは、こういう理由があっての事でした😅 またの機会にこの先まで走っていた宮地岳線廃線の跡地巡りの記事を書いてみるつもりです。長々と書きましたが最後まで見ていただきありがとうございました🙏